特撮ロケ地の記録

東映特撮のロケ地をひたすらチェックするブログです。分析はしません

王様戦隊キングオージャー 第50話

2024年2月25日放送の王様戦隊キングオージャー

最終話 俺様たちが世界を支配する

 

制作(以下、敬称略)

脚本:高野水登
監督:上堀内佳寿也
アクション監督:渡辺 淳
特撮監督:佛田 洋(特撮研究所

 

今回の撮影協力は

 

ハウステンボス

KIYOSUMI SHIRAKAWA BASE

こもれび森のイバライド


でした!変わらず!


東映 

www.toei.co.jp

www.toei.co.jp

テレ朝 

www.tv-asahi.co.jp

 

 

さて物語は一旦幕引き!

ロケ地の観点から語ることが難しいですが、バーチャルプロダクションおもしろかったですね。

ロケ地以外はロボと変身後アクション目的で戦隊を見てる者としては、ちょっと寂しかったです。

アクションシーンに移行するときの背景の切り方だとか、バラエティ番組のような移動してましたね。

また同じとこで戦ってる!は東映特撮の永遠の敵ではありますが、キングオージャーは特にパターンが少なかった。すると、他作品よりも「狭い世界で戦ってる」印象が拭えませんでした(チキューが地球の1/10ということではなく)。それを逆手にとって工夫すればいい話ですが、今作品は逆に規模の大きさを強調していたのでハードル上げてしまったのかもしれません。

ハードル上げは戦闘シーンだけではなかったですね。今までにない!新しい!子供番組とは思えない!を前面に出しながら、最終回があまりにもド定番で…デカい口叩きながら結局先生と仲良くて卒業後も学校に遊びに来る田舎の中高生を連想してほっこりしました。北関東の民なので。

 

虫好きとしては、もっと虫ネタ入れてほしかったですね…無理か…悲しいな…

みなさん、ぐんま昆虫の森はキングオージャーコラボ中に行きましたか?

めちゃくちゃ面白かったですよ。もう企画終了しているから写真あげてもいいかな。また今度。

 

ロボやメカも素敵なデザインなんですよ…出番少ないの可哀想すぎる…我々視聴者が、特にロボ好きが。

でも最終回は圧巻でした。

後の情報によると、バーチャルプロダクションでロボ扱える人がまだ少なくて予算的に厳しかったとか。そこ工夫して低予算でも発想力でカバーして撮影するのが特撮じゃろがいとは言いにくい時代なのかもしれませんね。撮影技法としては絶対に面白い。そりゃ挑戦したい。「やってみた」がバズるのは現代のSNS的というか。

キングオージャーのX(Twitter)アカウントのフォロワー数は戦隊史上トップだそうです。SNS受けを狙うのは現代の番組作りの正解の一つ。この売上が次回につながる。

 

・・・つながるといいな。「戦隊ってロボ買っても後半でテレビに全然でなくなるよ。誕生日プレゼントに買わないほうがいいよ」の口コミはうちの地域のこども園限定であると信じたい。

 

特撮ってハリウッドみにたいに大層な予算が無い中で知恵出して工夫してびっくり映像を撮ろうという果てしない夢に向かって邁進し続けるスタイルが好きです。

技術に踊らされて金が追いつかなくてロボ犠牲って!本末転倒じゃん!…そこも含めてお子様たちには教訓になるのかなー?

バイスでの最強爆あげシーン,ホバーバイクを作っていたA.L.I.Technologiesも破産してしまったようですね。でもそこを責めるのは違うよなあ,挑戦に寛容な社会ではあってほしい。

 

戦隊でロボを出さない、変身後アクションを激減させるからには相当うまくやらないと。

映像技術、衣装、小道具、俳優さん声優さんの演技と品があって面白いSNS、確立されていないあたりが逆に現実感あってかわいい各キャラに救われただけだぞ!東映しっかりしろ!

 

…でもこの放送中にTTYOでタイムレンジャーを配信してくれたから、地上波もギーツからのガッチャードで最高だから、、、まあいっか!