ドンブラザーズにハマった皆さん。
敏樹大先生の過去作品もチェックしたくなりますね?
映像作品も素晴らしいですが、今回は書籍を紹介したいと思います。
⬛︎男と遊び
2020年初版発行。2014年夏から2019年秋にかけての連載を収録したものです。
エッセイは珍しいですよね。
美食が活力、食は行き方そのもの。
こだわりの詰まった調理手順を読むと、過去作品での食事シーンを思い出さずにはいられません。
作品でなくYouTube動画も。ドンブラザーズ開始前、ドンブラ電王のプリンの食べ方講座は記憶に新しいと思います。
『暴太郎戦隊ドンブラザーズ THE MOVIE 新・初恋ヒーロー』での、とうもろこしシーンに胸を打たれた方!こちらの書籍でもトウモロコシにまつわる小学生の頃の思い出が綴られています。(男と食22)
食へのこだわりはもちろん、幼少期のエピソードや家族の話もあり非常に面白いです。井上敏樹ファンの皆さんにはぜひ読んで楽しんでほしい、脚本家井上敏樹を知るにはうってつけの一冊。そんな目的でなくてもシンプルに面白いです。ぜひ。
以前、生の筍を湯がいたとき、敏樹先生を自然と思い出してしまいました。
出版社の公式オンラインストアはこちら。
https://wakusei2nd.thebase.in/items/26707955
もちろんAmazonでも。
https://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/4905325153/ref=tmm_hrd_swatch_0?ie=UTF8&qid=&sr=
ちなみにnoteの公式アカウントもあります。
敏樹先生の「こう聞いたが、本当にそうか確かめてみた」は毎回ドラマがありすぎて流石としか言いようがありません。その探究心と行動力が、楽しい出来事を引き寄せるのでしょうか。
⬛︎伊上勝評伝
著者は井上敏樹、竹中清。
伊上勝氏についての書籍です。当時の関係者に竹中清氏がインタビューを行い、人物像と業績を記録しています。(無いから自分で作った、という気概に感服します)
その冒頭「父と子」は、父・伊上勝にまつわるエピソードと考察を井上敏樹先生が書き下ろしたものです。軽妙ながら堅実な語り口は普段の敏樹節ながら、秘めた苦悩や悲哀を感じずにはいられませんでした。
そして貴重画像だらけです!作中キャラはもちろん、脚本の冊子や幼き敏樹少年も。
現行放送中の今こそ読んでほしい。…ですが。
なかなか売っていません!中古はアマゾンで7500円から!貴重資料ではありますがお高い!
私は、近所の図書館で借りました。市民税払い続けていてよかったです。
最寄りの図書館に無い方のために端折ると、書斎での姿、小遣いは二階から投げる、心情面の欠落、犬の首輪、東映の平山さん、友情への憧れ、紙芝居、作劇法の第一の特徴、酒を飲む仕草は良いが量がダメ、持ち物へのこだわり、アクションシーン大好き、敏樹少年事故時の記憶(エッセイにもありましたね)、古本屋、彼女の写真と墓参り、ヒーロー物の限界(p51補足必読)、すり減る伊上勝、散歩、バイバイ、肝硬変、伊上勝として死ぬこと、最後の仕事、オーストラリア旅行、式直後のビデオ鑑賞、消えない残像…という感じです!
作品を通してその魂は残るとして、別の切り口でも記録される生き方、物語、周囲の思いが溢れて心揺さぶられました。
と、書いていたら実物を手元に置いておきたい欲が…。7500円だって市民税に比べれば安いはずなんですよね。それより徳間書店に重版のお願い鬼メールでしょうか。