機界戦隊ゼンカイジャー。
2021年3月7日放送開始。
レトロテイスト溢れるオープニング曲と舞台の駄菓子屋カフェ。
人間1人とキカイノイド4人という奇抜なメンバー構成。いわゆる追加戦士なし。センターがレッドではない。
ロボのデザインも洗練。これまでの戦隊ロボと比べると配色にまとまりがある。
さりげない価値観のアップデート、人の孤独に寄り添う明るいストーリー、子供向けにふさわしいあたたかくて教育的なエピソード、カルチャー好きな大人も楽しめる懐かしいネタの数々。
途中で振り返りならず「巻き戻し」を行いナチュラルに出演者を変更するなど、類稀なる試みもあった。
すごく良かったです。一年間楽しかった!これだから戦隊シリーズが大好き!!
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一年前、「キラメイジャーが終わってしまう」というブログを書きました。
https://sfxloc.hatenablog.com/entry/2021/02/14/053835
キラメイロスの最中、ムビレン視聴してちゃっかりゼンカイジャーを楽しんでしまったところからすべてはスタートしました。
(序盤で料理研究家のリュウジさんとコラボしてピザすき焼きしてましたよね。それでリュウジさんを知り、料理が捗ってます。ありがとうリュウジさん、ありがとう東映)
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スーツアクターさん好きとしては、戦隊5名中4名(4体?)は変身前もスーツアクターさんだなんて。変身前も変身後もスーアクさんとは。
キュウレンジャーでも驚いたけどゼンカイでは率が高い分、喜びが大きかったです。ベテランの動きの演技!
そこに有名声優さんの声の演技!これは最高でした。当然完成度が高い。
機械の話としては、変身後がちゃんと強そうになってる点はポイントが高かったです。オウシブラックやテンビンゴールドは変身前の方ががっしりしてるように見えてしまったんですよね。ナイスキャラでしたが。
ジュランは昔の流行語を使うパーティ好きでいていつも落ち着いてて頼りがいがある。若者を大事にしつつ昔ながらの根性も忘れない。竹内康博さんの過不足ない洗練された演技は流石としか言いようがありませんでした。
どの作品も料理好きには惹かれてしまいます。ガオーンちゅわん、冒頭に弱さを露呈することで介人との理解も深まりましたね。リュウソウ、キラメイの流れでどんな動きも軽快にこなす蔦宗正人さんはイチオシでした。ネコ科との相性がいい!
趣味に真っ直ぐでちょっとシャイなマジーヌのような戦隊ピンク、今まであまり居なかったのでは?なかなか馴染めなくても新しい世界を開いてきた経験が、子供たちへの共感的な姿勢に自然につながっていました。下園愛弓さんのキュートなアクション、戦隊シリーズで知ってから何年も好きです。
第17カイ・ぬぬっとオカルト同好会で怒ったときは刃牙かジョジョにでも出てきそうな勢いでしたね。スシローかるたですが、マジーヌちゃんコラボではありません。
ブルーンはゼンカイジャーの新たな開拓の一つ!あれほどまでの知的好奇心全開キャラは初だったのでは?付随して独特の動きになりますが、岡田和也さんが好演されていました。仮面ライダーのイメージが強かったですが、戦隊レギュラー初参戦とは思えないくらい戦隊の世界観にハマっていました。
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一方で、人間姿の俳優さん方の演技も秀逸だったように思います。介人は明るさや強さ一辺倒でない深みを持っている。ゾックスは魅せ方をわかっていて求められた役割を優に超えたメリハリあるセリフ回しとダンス。ステイシーは説明不要でしょうか、葛藤が少しずつ実を結ぶ様子は母親目線で見てしまいますね。変身しない人の戦いは常に熱いけど頭脳派フリントちゃんのポップさは最高でした、一番好き。ヤッちゃんは大きな器としなやかな強さを併せ持ち、さりげなく話を引き締めてくれる。将来はそんな大人になりたい。
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商店街の雰囲気が合っていたのはもちろんですが、
高崎中央銀座商店街 https://sfxloc.hatenablog.com/entry/2021/03/19/210124
うらりマルシェ https://www.umigyo.co.jp/marche/
明るい雰囲気に公園もぴったり。
https://www.kanagawaparks.com/mikasa/
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過去の戦隊のギアを使ってくれるたびに楽しくて、特にテーマ曲の歌詞なんか口ずさんでくれると一気にテンション上がりました!
製作の皆様、特に脚本の香村純子様。
人間と他との共存もテーマの一つだったジュウオウジャーから5年、最初から人間以外の生命体と自然に共存している世界
一年間おつかれさまでした!素敵な作品を本当にありがとうございました!!